3-A09 ボタン自体をさりげなく駆動させる情報提示手法の提案
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3-A09 ボタン自体をさりげなく駆動させる情報提示手法の提案
田原 和真(はこだて未来大学),塚田 浩二(はこだて未来大学)
押しボタンは日常の様々な場所で用いられている一般的な入力デバイスである.押しボタンには,ほたるスイッチや照光式ボタンなどの情報提示機能を備えた機種もあるが,ボタン自体を発光させるため,必要以上に気を取られる可能性がある.そこで,本研究では押しボタンを物理的に駆動することで,機器の動作状態等をさりげなく表現可能な情報提示手法を提案する.筆者が過去に取り組んできた「押下圧」「クリック感」を動的に変更できるデバイスを改良し,「ストローク」も変更できるボタン型デバイスを用いて,情報提示手法の検討を行う.このデバイスを用いることで,非押下時にボタンの表面を上下させて注意を引いたり,ボタンをフラットにして押せなくしたり,ボタンを振動させ操作を促す等の動作ができる.さらに,これらの動作を活用した応用例を示す.